久しぶりにいい日本映画を観たなと言う感じです。最後に、家も焼いてしまい残された者同士で、ゼロから地道にやり直していく生き様は、まさに日本映画の真骨頂なのでしょう。大竹しのぶさん、良かったです。しかし、私は思ったことがあります。生きていても、生きる魂を失って何もしていなければ死んでいると同じことかもしれない。生きるという事は、生きている事を受け入れて、積極的に生きるということなのでしょう。そこで、人としての価値が生まれるのかもしれません。敗戦後の日本は、国民全体が生きる価値を模索していたのかもしれません。その中から、掴み取った、人間として生きてゆく方法が人間の価値なのでしょう。現代社会においても、同じ困難は在るかもしれません。だから、この様な映画が生まれるのでしょう。新藤監督お疲れ様でした。
映画鑑賞月:May,2012
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